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トークンを比較するポイント

2023.06.21 MEXC
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暗号資産と一言で言っても、世界には多種多様なトークンが溢れています。今回は様々なトークンをどこで比較すればいいのか解説します。


ポイント①:技術的に何が新しい?


他のトークンと比較すべきポイントの一つは、そのトークンが技術的にどのような優位性を持っていて、それがどのような価値を提供するかです。一般的に暗号資産は使われる目的や用途が明確でないと価値が上がりませんが、その前提としてそれらが実現できる技術的優位性が必要です(ただしmemeコインのように技術的価値がなくとも「面白い」というだけで短期的に価格が上がるトークンもあります)。


例えば、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のブロック生成時間を比較してみましょう。ビットコインのブロック生成時間は平均10分程度ですが、イーサリアムの場合は15秒程度とはるかに短い時間でブロック生成が可能です。結果としてイーサリアムでは短い時間で送金が可能で、これはユーザーにとって重要な価値になります。


トークンはアップデートによってその技術的価値が向上することもあります。トークンの将来的価値を検討する際は、現在の技術的優位性だけではなくそのトークンが今後どのような開発によってどのようにアップデートされるかも注目すべきでしょう。


ポイント②:どのくらいの流動性がある?


そのトークンにどれだけの流動性があるのかも重要です。流動性とは簡単に言えば、安定して他の暗号資産や法定通貨と交換できるかどうかの度合いのことです。一般に、流動性が高いトークンの方が注文が成立しやすく、より多くのユーザーの取引の対象となり、値上がりが期待できます。流動性が低いトークンの場合、少数の投資家の動きで値段が大きく変動しやすいというリスクもあります。


流動性を測る一つの方法がどれだけ多くの取引所にそのトークンが上場しているかです。他にも、それぞれの取引所での24時間取引量や注文板にどれだけの注文が入っているか(取引の深さ)を参考にするのもいいでしょう。


ポイント③:発行上限数と半減期は?


暗号資産には発行枚数の上限があらかじめ決められているものが存在します。発行枚数上限が少ない暗号資産の方が希少性が高いので、理論的には価格が上昇しやすいと言えます。バーン(焼却)によって暗号資産の供給量が常に一定に保たれているトークンもありますが、このようなトークンは供給量が制限されているので理論的には価格も上昇しやすいと言えます。


トークンを比較する時には、半減期の確認も重要です。半減期とは、マイニング報酬が半分になるタイミングのことで、トークンによってその期間は異なります。例えば、ビットコインの半減期は4年で、これは4年でマイニング報酬が半分になることを意味します。半減期が到達すると新しいトークンの作成速度が低下し、供給量が減少するので理論的には価格が上昇します。


ただし、暗号資産の価格は発行上限数や半減期だけで決まるわけではないので、今後の価格動向の予測には様々な要素の検討が欠かせません。


ポイント④:ネット上の関心は?


Twitterなどのソーシャルメディアサービスでトークンの名称で検索してみましょう。トークンに対して他のユーザーがどの程度の関心を持っているのか確認しましょう。また、他のユーザーはそのトークンについてポジティブな意見を持っているのか、ネガティブな意見を持っているのかも確認してみましょう。


ただし、ソーシャルメディア上の情報は必ずしも全て正しいものとは限りません。中には悪意を持って、そのトークンに対するステルスマーケティングをしたり、逆に悪い噂を流しているようなユーザーもいます。必ず複数の情報源を確認した上でその情報の真偽を確認しましょう。

上記はあくまで一例でトークン同士で比較すべき点は多くあります。たくさんのトークンを見ていくことで、トークンを選び抜く目を養っていきましょう!


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